彼氏彼女、あるいは夫婦や家族で一緒に行く買い物は楽しい時間のはずなのに、気づくとお互いが不快になったり不機嫌になったりすることはありませんか?
それは脳の違いによるものかもしれません。
人間の脳はおおまかに分けて男性脳と女性脳に分類することが出来ます。
しかし、男性は全員が男性脳、女性だから女性脳というわけではありません。
男性でも女性脳であったり、女性でも男性脳という人もいらっしゃるようです。
買い物が長時間になる。またはなかなかお目当てが決まらない時、男性脳は
「これいつになったら終わるの?俺ってここにいる必要ある?」
という気持ちになる。
その様子を見て女性脳は、
「 なんで楽しめないの?私のことがキライなの?」
という感情が起こってギスギスしてしまうことがあります。
これは何もあなた達カップルや夫婦に限ったことではありません。
なぜこうなるのかお互いを理解し対策を探ることで良い関係を保つことが出来ます。
そして夫婦やカップルでなくとも、仕事や日々の暮らしにおける人間関係において異なる脳との付き合い方が、今よりも楽になるかもしれません。
今回は一緒に買い物に行った場合に男性脳と女性脳でどういった感情や行動が芽生えて、どういう傾向になるのか?そしてそれについての対策があるのか探っていきます。
男性脳と女性脳の基本的なはたらきがこんなに違うとは
なんとなく感じてはいましたが、ここまで違いがあるとは思っていませんでした。
男性は
競争 論理的思考 最終優先 自己完結
女性は
共感 感情的思考 拡大思考 自己関連
大まかに、このような違いがあります。
買い物にあてはめてみると、
男性脳は今日の目当ての品物を早く買って目標達成したい。
効率よく短時間でタスクを完了したい。
まずは任務完遂を最優先にすべきだと考えます。
なので近道をして目当ての品物の売り場に辿り着こうとします。
対して女性脳は買う物は決まっている。
売り切れる心配もないのだからゆっくりと売り場を見よう。
辿り着くまでの行程も楽しみましょうと寄り道をしたがるのです。
この相反する2つの脳が同時に店内を連れ添って歩くわけです。
そこに軋轢が生じないはずがありません。
男性脳は入店するとすぐに店内マップを見て現在地と目的の売り場を確認します。
そして最短距離で到達するにはどのルートか判断し行動に移して行きます。
「さあ!目的地は分かった。俺について来い!」
と振り返ると彼女がいない(^_^;)
あたりを見渡すとさっそく隣の売り場で、
「これ前から気になっていたんだ〜」
と嬉しそうに手に取って軽くはしゃいでいる。
続いて隣に並んでいる商品も気になりだした。
夢中で色ちがいを見てみたり、値段を見比べたりしている。
これが女性脳なのだ。
男性脳(もはや脳と脳のぶつかり合い!?)が近づくと
女性脳は「これ見て〜、可愛くない〜〜?」
男性脳「そうだね〜この色おしゃれだね〜」
と言いつつ内心は
「今日の目当てはこれじゃないだろう?ん?」
早くも不快モードに入っている。
女性脳は気にすることなく、売り場から売り場へヒラリヒラリ。いや のらりくらりと進んで行く。
男性脳
「待て待て、そこは最短ルートではないぞ。遠回りになってる〜。目的の売り場はこっちだー!」
女子脳
「あ〜このポプリを枕元においたら寝付きがよくなりそう」
まったく意に介さない様子。
男性脳の中ではもうとっくに目当ての買い物を終えているイメージしかない。
対して女性脳は時間はタップリあるんだから目的なんて最後の最後で達成すれば良い。
今はこっちが気になるの〜。
この考え方の違いなのだ。
お互いに浅い付き合いならばなかなか言い出せない。
しかし付き合いが長い、あるいは夫婦関係になると遠慮なく自分の気持をぶちまけたりする。
そしてお互いが不快感、嫌悪感を抱くようになっていく。
しかしこれは珍しいことではない。
男女というか世間一般の男性脳と女性脳の間では同様のことが起こっている。
それを自分達だけが「こんなに考え方が違う!不一致だ!」などと思わないことです。
ではどうすれば良いのでしょう?
お互いの脳のしくみを理解しあうことで関係をより良くする
「あなたっていつもそう!さっさと帰ろうとする」
「お前だっていつもなかなか買い物終わらないじゃないか!」
ついつい、こんな会話になっていませんか?
そこまで発展しないまでも、人間ですから同じような感情を抱くことはあります。
まずは自分たちだけと思わずに男性脳と女性脳の違いをお互いが認識し合って理解することです。
それができれば相手の行動も予想できるし、度がすぎればやんわりと注意することもできます。
大型の商業施設に来たのであれば、途中でお茶をするなどして話し合う。
改めて今日の目的を再認識する。
買い物に来て歩き回ることで消耗するエネルギーの量はほぼ同じです。
なので時々休憩しながら今日の目的を再認識するようさり気なく話をもっていくと良いでしょう。
男性脳はゴールが見えない動きに意味や意義そしてやり甲斐を感じません。
なので何を物色してもよいが、時間だけはある程度決めておく。
するとそこがひとつのゴールになるので、時間を決めて動くと良いでしょう。
家族で買い物の場合、別々に行動して時間になったらここに集合!というような修学旅行ルールでもよいかもしれません。
別々ならば気兼ねなく行動できますし、後で何していたのか教え合うのも面白いかもしれません。
そういった工夫をしながらお互いの時間を楽しめると良い関係を続けることができます。
家族が別行動しているからといって仲が悪いとか、家族のあり方ではないとか思うことはありません。
家族のみんなが有意義な時間を過ごすことが重要です。
男性脳と女性脳の違いをまとめると
今までお互いの脳の違いを知らなかったというだけで、認識にズレが生じて嫌な気持ちになったり関係悪化していたのかもしれません。
まずは男性脳と女性脳が存在し、それは根本的に違う。あるいは相反するものである。
だからこれは理解できるが、これは苦痛に感じるということを事前に話し合っておくと、いろんな場面で心の苦痛は緩和され協力もできます。
そして関係を深めていくことで、このパートナーがもっとも自分を理解してくれる。だったら自分ももっと理解し協力してあげたい という心境に変化していく。
夫婦や家族に限らず、会社や友達付き合いの中でも脳の違いを理解すれば、より気持ちが楽になり過ごしやすくなるかもしれません。
そうして広い意味での愛情が深まっていけば、素晴らしい日々になるに違いありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました (^^)/
つがお