人と話をする時、
特にお子さんと話をする時には、
「さしすせそ」
を多用すると話が盛り上がって、
お子さんの話す力も伸ばす事が
できます。
子どもに限らず人間は毎日何かを
感じて生活しています。
そして、その自分の体験した事や
感じた事を誰かに言いたくなる。
共感して欲しくなります。
そして承認欲求を満たす。
そんな時の対応には「さしすせそ」です。
【さ】さあ
さて、どうだろう?
さすが!
【し】しらなかった
信じられない
【す】すてき!
すごいね!
すばらしい!
【せ】センスありますね
先生と呼ばせてもらいます
せっかくだから
【そ】それで?
それじゃあ
そうだなぁ
このさ行を使う事で
子どもに限らずコミュニケーションを
うまくとる事ができます。
基本のさしすせそ
「さしすせそ」の流れは簡単に言うと
このようになります。
相手の話に耳を傾ける事で特に子どもは、
自慢げに話しをすすめてきます。
そして 【 話す 】 というコミュニケーションが
楽しいと感じるようになります。
使い方応用や展開
お子さんに対してはこの程度でも良いですが、
会社などのビジネスシーンや恋愛などでも
有効活用する事ができます。
この「さしすせそ」は相手を自然と褒める
フレーズであるという事が特徴です。
加えて使いたいのが相槌です。
誰に対しても相槌をうちながら使うと、
より相手の話を引き出す事が
できます。
仕事の上司や取引先そして顧客
あるいは彼氏彼女だったり夫婦間でも同様に
話を聞く時に有効な対応です。
彼女「今カステラが気になる」
彼氏「最近の事情にくわしいよね~」
彼女「台湾カステラって知ってる?」
彼氏「知らんなぁ。どんなやつ?」
↑本当は知ってる(-_-;)
彼女「○○にあるお店は、毎日行列が
できてるみたい」
彼氏「すごいじゃん!大人気なんだね」
↑知ってる( ;∀;)
彼女「食べたい。買ってきて」
彼氏「せっかくだから一緒に買いに
行こうよ。他にも美味しい物あるかもだし」
彼女「じゃあ今度の休みにいきたい」
彼氏「それじゃあ、予定を合わせて
行ってみよう」
…ここでお気づきだろうか?
この彼氏、実はすでに知っていたが
「知らない」と返答する。
ここがポイントです。
知っている、食べた事あると言ってしまっては
話がカンタンに終わってしまいます。
そして進展はありません。
知っている事でも知らないと言えるかどうかが
決めてとなります。
これは会社における上司とのやり取りでも
同じです。
上司の様子を見て、
何か聞いて欲しい事があるんだなと
感じたら知っていても知らないふりをする。
そして話を聞き出し褒める所は褒めて
上司に気分よく過ごしてもらうと
社内でも円滑に物事が進みます。
知っている事を知らないと言って上司の
機嫌取りをするのか?
という意見もありそうですが、
知っているといった所で上司の話は
終わらない事が多いのです。
だったら知らないふりで最新の情報を
教えてやったと思われる方が色んな意味で
有効です。
これは子どもに対しても同様です。
子どもが学校で習ったり、経験するような事は
だいたい想像がつきます。
それでもオーバーに
「さぁ知らない。すごいじゃん!
よく知ってるね。せっかくだから
もっと話聞かせてほしい。
それでどうなった?」
とリアクションをとると子どもは目を輝かせて
話をします。
大人は子どもの延長です。
白々しいのはNGですが、
初めてその情報を教えてもらった!
すごい得した!
という反応と
相手の知識や経験を褒める事で
相手が心を開いてくれる事は珍しく
ありません。
人間は自分に共感し受け入れてくれる人を
求めています。
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注意点 と まとめ
私は長年飲食店で勤務しており、
当然接客も担当しておりました。
まだ働いて間もない頃、
カウンターで料理を作りながら
お客様と話をする機会がありました。
最初は何を話せばよいのか分からず
その時間が苦痛で仕方ありません。
しかしある本に、
「接客とは店のスタッフが話しかける事
ではなく、お客様に聞かれた事や話をして
くれた事に答えれば(応えれば)良い」
とあって、なるほどと思いました。
お店には様々なお客様がいらっしゃいます。
誰かと話をしたい、聞いて欲しい、自慢したい。
単にお腹がすいたので食べる事だけで良い。
あるいは一人で静かに飲みたいから
邪魔しないでほしい。
百人百様です。
ある日からお客様に話かけられれば
応答対応するというスタンスに変えました。
こちらから話題を振って話をする必要がない
という事で自然体で接客して、
かなり気持ちが楽になりました。
注意すべきは顔つき表情しぐさです。
「話かけられたらいつでも話を
聞きますよ。遠慮気がねなく話をして
ください」
という気持ちを常に持っておく事に
注意しました。
当然話しかけられたら目をみて話を聞く。
これは誰に対しても重要な事です。
「さしすせそ」を使っていても
相手の顔や目を見ないのでは
相手もその空気に気付いて話をやめます。
そして2度と話しかける事はしません。
特に子どもは敏感です。
自分の親が自分の話に興味を持っているか?
は子どもにとって重要でジャッジしてきます。
会話における
「さしすせそ」
をうまく使って周りとの
コミュニケーションを円滑にし、
よりよい人間関係を築いていきたいですね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました(^^♪
つがお